①矯正治療を専門にしているため、むし歯や歯周病などの治療や抜歯などの外科的な処置を主に行っていない。

②常勤の矯正歯科医がいるので、いつでもトラブルに対応してもらえる。

③衛生士や受付などスタッフも矯正治療を専門としているため、技術や対応力が高い。

④矯正治療は健康保険が適応にならないことが多く（一部保険適応もあり）、自由診療（自費診療）のため治療費が高い。

⑤患者さんやその保護者の歯に対する意識が高いことが多い。

⑥成人の方の矯正治療も昨今では増えているが、それを加味しても患者さんの年齢層が若い。

その理由は『矯正治療は歯科医療の中でも専門性の高い分野』だからです。

そもそも矯正治療は治療開始から終了まで数年（小児：約1〜2年、成人：約2〜3年）かかる上に、小児では成長や永久歯の交換を観察するためにさらに数年、成人でも保定（治療後の歯並びを維持すること）として経過観察をするために最低２年以上といった長い年月がかかります。

１症例をきちんと治すという経験をするのに約５年程の時間がかかる訳ですから、歯科医師はその勉強と経験をしなくてはなりません。指導する経験のある先生の元で研鑽を積み、臨床経験を増やし、約５年の時間を主に矯正治療に費やして初めて一人の患者さんを治療したと言えます。

矯正歯科の世界では『矯正は５年経ってやっと一人前』と言われて？います。（笑）ちなみに５年の治療経験があっても技術が高いとは限りません。技術は個人の能力に依存するところがあります。

矯正治療というのは歯科医師にとっても習得するために時間と労力が必要で、まさに専門性が高い分野と言えるでしょう。やはり矯正歯科を専門として開業している歯科医院で初診の相談・カウンセリングをオススメします。